クリスマスローズキンポウゲ科ヘレボルス属
学名 :Helleborus orientalis
別名:ヘレボルス
英名:lenten rose
分類:耐寒性宿根草
花期 : 2月〜5月
草丈 : 30cm〜50cm
原産地 :ヨーロッパ、 地中海沿岸、
西アジア
撮影:2004/4/14
撮影:2003/3/13(下の写真)

原種アーグチフォリウスほか
以前からこの花壇にあったので種類が特定できませんが、多分オリエンタリスの系統と思います。開花は2月下旬からです。英名のレンテンローズは、キリスト教の聖節レンテン節(復活祭までの30日間)に咲くので。

本来のクリスマスローズは、12月から1月に咲くヘレボレス・ニゲルです。ニゲル(ノイガーともいう)は、五輪トリノの東、スロベニアが原産地で、ブナの林に自生しているそうです。

オリエンタリスの原産地は、更に東南方向のバルカン半島あたりです。
オリエンタリスは、その交配種が育てやすく、花の形や色も多彩です。
落葉樹の下など、夏は涼しく、秋から冬にかけては日光が当たるところに植えるのが好ましいのですが…。もっと欲を言えば水はけの良い傾斜地です。栽培歴
○生育時期がほかの植物と全く反対なので、とまどいますが、夏の暑さや過湿、または乾燥を防止することがポイントです。株元にマルチングするのは、夏の暑さを避けるのに効果的です。
○肥料は活動を始める10月に窒素を少なくして与えます。花芽分化は7月から8月ですから、6月頃からは肥料をやらないこと。夏期の水やりは、朝は避け夕方涼しくなってからがよいでしょう。
○植え替えや株分けは10月に行うこと。(そのほかの季節は避けたほうがよいでしょう)
○去年の葉は、11月末か12月初めに剪定すると、花の立ち上がりがよくなります。
○結実は5月です。疲れた株には結実させないで夏越しすること。種は取ったら、すぐに蒔いてしまうほうがよいでしょう。(種を乾燥させたり、冷蔵庫に入れないこと)
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鉢植えで楽しむには、赤玉土3,腐葉土3、軽石2、鹿沼土1、くん炭1の割合で用土を作り、水はけの良いスリット鉢に植えると良いでしょう。開花株を買ったら、一回り大きな鉢に植え替えて、夏越しに備えたほうが安心です。(根詰まり状態で夏越しするのは危険です)