アカンサスキツネノゴマ科アカンサス属
学名 :Acanthus mollis
英名:Bear's Breeces
別名:ハアザミ
分類:耐寒性宿根草
花期 : 5月下旬〜7月
草丈 : 120cm
原産地 :地中海沿岸、ヨーロッパ、熱帯アジア
自生地には10種以上の品種が知られていますが目にするのは殆どモリスです。葉の切れ込みが深くややコンパクトなスピノーサもたまに見かけます。
5月の中旬ごろから花の穂が次々とあがってきて、下から咲いてきます。常緑で大株になるので、年間を通じてこの花壇のフォーカルポイントとなっています。常緑とはいっても、さすがに厳寒期は、葉が枯れ込んで見苦しくなります。

上の写真撮影:2004/5/25
下の写真撮影:2004/2/10
古代ギリシャのコリント様式建築では、特徴のある葉の形が文様化されて描かれていますまた花の形は1万円札の文様に似ていませんか?
アカンサスとはギリシャ語で棘を意味する。英名のベアーズ・ブリーチは、葉や茎に柔らかい毛が生えていて熊の尻や足を連想したから。
葉や根にタンニンを含み止瀉、利尿、止血薬として用いられてきました。また日焼けや火傷に葉を貼りつけたり、根を煎じて下痢止めとしたようです。

南側の株に比べて西側の株は勢いが衰えてきました。原因は連作障害か?センチュウの害が疑われていますが、日当たりがよすぎて地温上昇も懸念材料の一つです。2013年度はフレンチマリーゴールド(別名グランドコントロール)を植えてみましたが顕著な改善は見られていません。2014年度は有用微生物の投入を考えています。