原種系オールドローズ
ヨーロッパの主な原種はガリカ、アルバ、ダマスク、ケンティフォリアの4種。
・ガリカ系は中央・南ヨーロッパから西アジアを原産地とするロサ・ガリカが基本。濃い赤〜ピンクの花の中大輪が多く、香りの強い一季咲き。
・アルバ系は自然交雑によって生まれたとされる系統で中輪の白〜淡いピンクの花が多く、香りの強い一季咲き、灰緑色の葉が特徴。
・ダマスク系はロサダマスケナが基本種。強いダマスク香があり、多くは春の一季咲きでサマーダマスクと呼ばれるが秋に返り咲くオータムダマスクもある。ブルガリアのカザンリクは香料採取で有名。
・ケンティフォリア系はダマスクとアルバの交雑とも言われる。ロサ・ケンティフォリアが基本種。ケンティフォリアとは「100枚の花弁を持つ」という意味、一季咲き。
ベル・ド・クレシー/Belle de Crecy
 
ガリカ系オールドローズ、桜桃色ロゼット咲き、一季咲き、強香
撮影:2002/5/6  

セレスティアル/Celestial 
アルバ系オールドローズ、ソフトピンク、ロゼット咲き、一季咲き、強香 
撮影:2002/5/6 

 ソンブレイユ/Sombreuil
作出者:フランス/M.Robert/1850年
花形:ロゼット咲き、花弁数80、
花色:中心部の黄色から外側に向かって白く
花期:四季咲き
樹形:つる性
樹高:2〜2.5m
香り:ティー系で強い
とげ:多い
写真:カタログ